セントポール,ミネソタ,

セントポール(Saint Paul)は、アメリカ合衆国ミネソタ州東部に位置する都市。同州の州都であり、ミネアポリスに次ぐ州第2の都市である。人口は287,151人(2000年国勢調査)。市名は1841年に建てられたセントポール大聖堂に由来している。このセントポールと西に隣接するミネアポリスとをあわせてTwin Cities(双子の都市)とよく呼ばれる。「双子の都市」は、ミネアポリスが州の経済・文化の中心で地方の中枢都市であるのに対し、セントポールはミネソタ州会議事堂や州の各種機関が集まる州の政治の中心地であり、役割を分担している。この「双子の都市」および近隣のブルーミントン、セントクラウドなどを含んだミネアポリス・セントポール都市圏は約350万人の人口を抱える。


2,000年ほど前、この一帯には古代のネイティブ・アメリカンによるホープウェル文化が花開いていた。彼らが土葬を行った塚は、現在ではインディアン・マウンド・パークとして残っている。その後、1600年頃から1837年にかけてこの地に住み着いていたダコタ族はその塚の近くに住居を構え、土葬を行うのにその塚を用いた[1][2]。19世紀初頭、毛皮取引商人、探検家、宣教師などのグループがスネリング砦の守りとしてこの地にやってきた。彼ら初期の移民の多くはカナダから南下してきたフランス系であった。

初期の入植者はミシシッピ川とミネソタ川の合流点近くに建つ砦の近くに住んでいた。やがてウイスキーの取引が盛んになってくると、それまで砦の守りについていた軍人をあまり快く思っていなかったピエール・パラントによって、軍人は砦の管轄下にあった土地から追い出された。ピエール・パラントは毛皮商人から転身した酒商人で、Pig's Eye(豚の目)という異名を持っていた。1820年頃、この地はネイティブ・アメリカン、ヨーロッパ人の入植者、アメリカ人の軍人が混住する、西部開拓時代の辺境の地であった。1820年代前半のこの地は「ピッグズ・アイ・ランディング」(Pig's Eye Landing)と呼ばれ、西へと向かう入植者たちの目的地、また重要な交易拠点となっていた。1837年、ヘンリー・スクールクラフトとおよそ200人のダコタ族との間に交わされた条約により、入植者たちにこの地が開かれる一方で、ネイティブ・アメリカンはこの地を追われた[1]。この条約が成立すると、東からも移民がこの地にやってきた。

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